岩手女子高校が目指すもの

理事長メッセージ

夢と青春の花園

理事長 澤野 桂子

高校3年間は飛躍する青春の時間であり、人間形成の土台を築く貴重な時間です。また、将来の進路を決める重要な時期でもあります。この大切な時期の教育を担う者として果たすべき責任の重さを痛感いたします。しかし、それにもまして、いきいきと瞳を輝かせた生徒に接する喜びは何にも代えがたいものです。そして、この喜びこそが私たちの励みでもあります。

本校は、創立者、三田俊次郎(岩手医科大学創立者)の建学の精神「誠の人間の育成」を教育の柱に、日々新しい女子教育を求め続けています。92年の伝統を縦糸に、時代の要請にこたえる適応力を横糸に、確かな地歩を重ねています。世界的視野の求められている今、世界に通用する感覚と能力の基礎づくりのため、生徒と教師の心からのふれあいによる感動の教育をめざし、知性教育と情操教育の調和を大切にしています。私たちはやわらかな感性と確かな判断力を養い、心身共に健全な、人間的魅力にあふれる女性たちを育てたいと願っています。真の人間教育を掲げ、推進していくことの困難はなみなみではありません。このようなときに、私にとって最も心強いことは、女子教育に熱意と誠意で取り組む教師陣に恵まれたことです。一人の力に限界はあっても、情熱を持ったリレーションシップは、大きな力を発揮するものです。この力によって、よりよい教育の軌跡を描いていけると確信しております。

夢と希望に満ちた人生で最も輝かしい高校時代、友と語り、友情を培うにふさわしい高校時代。本校で過ごされる学園生活が実り多いことを願っています。

校長メッセージ

人生の黄金の時間 ― 青春時代

校長 佐藤 章

大正10年、不来方城址に誕生した岩手女子高等学校は、本年92周年を迎え、創立100周年に向け、新たなる歩みが始まっている。本校創立は、岩手医科大学を創設し、「岩手の医学の父」と呼ばれる三田俊次郎先生・てる先生夫妻の女子教育への熱い思いが結実したものといえる。新しい時代の要請を受け普通科に加え、看護科、福祉教養科を設置したが「気高く 優しく 凜々しく」の校訓を高く掲げ、命を生み、育て、見守る女性の特性に立つものであることにゆるぎはない。

時あたかも、1000年に一度の未曾有の東日本大震災・津波が、東北岩手を襲った。苦境にありながら、勤勉で我慢強く抑制的な日本人、殊にも東北人の美しさを再認識させた。復興を支え、復興を見届けるのは若者の責務である。かけがえのない一日を、大切にしたい。  石川啄木が、渋民村から盛岡高等小学校、そして盛岡尋常中学校へ進学したのは明治31年13歳のときである。それから4年、啄木は盛岡のこの地で様々なことを学ぶ。

 不来方の お城の草に寝ころびて 空に吸はれし十五の心 (一握の砂・煙)  不来方城址二の丸に、啄木を生涯にわたり支え続けた同郷の先輩金田一京助の揮毫による啄木の歌碑がある。その歌碑に刻まれた歌である。啄木は22歳で故郷岩手を離れ、27歳でその短い生涯を閉じるまで、二度と故郷の土を踏むことはなかった。私は今更ながら、啄木の青春「十五の心」を思うのである。いつの時代も、青春は輝く。

岩手女子高校が目指すもの 気高く 優しく 凜々しく

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